ハードディスクとSSDの違い [HDDとSSD(ultrabookの記憶装置)]
ウルトラブックには記憶装置としてHDD(ハードディスクドライブ)でなく、
SSD(ソリッドステートドライブ)が利用されています。
HDDとSSDの違いはなんでしょうか。
一番の違いはHDDは物理的にデータの読み書きを行い、
SSDは電気的にデータの読み書きを行うということです。
HDDはCDやレコードをイメージしてもらうといいのですが、
モータを動かしてディスクを高速回転させ、磁気ヘッドが目的の位置へ動いて、
データを読み取ったり、記憶させたりします。
これに対して、SSDはモータなどの駆動部分が存在しません。
(SSDとHDD内部の違い。SSDには駆動部分が全くない: 画像BIG SCREENより)
全て電気的なやり取りでデータの入出力が完了します。
この違いによって生まれる両者の差は何でしょうか。
SSDがHDDに勝る点
- 電子的なデータのやり取りのみであるため、
データの読み書きが高速 - 駆動部分がないため、動作音がなく静か
- 駆動部分がないため、衝撃に強い
- 消費電力が少ない
- HDDに比べコンパクトなため、薄型化、軽量化を図れる
SSDがHDDに劣る点
- まだ容量当たりの価格が高い
(2012年4月現在、120GBで1万~2万円) - 容量が小さい
(2012年4月現在、ultrabookのSSD最大容量は256GB)
端的に言えば、上記のような違いがあります。
まだSSDの価格が高いので、それほど普及していませんが、
今後価格が下がれば、ノートPCではSSDが採用されるものがほとんどになるでしょう。
中にはデスクトップPCの記憶媒体としてSSDを利用している方もいます。
また、同時アクセス数が半端ない、携帯のソーシャルゲーム等の
データベースの記憶媒体としてもSSDが使われることもあるようです。
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