ultrabookとは [ultrabookとは]

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このところ、ultrabook(ウルトラブック)という言葉をよく耳にするようになりました。

ultrabookとはその名の通り、ultra notebook PC (すんごいノートパソコン)
なわけなのですが、具体的にはどういったノートPCなのでしょうか。

簡単に言えば薄く、軽い上に、性能が高く、
バッテリー持続時間も長いPCです。
 
つまり、誰もがノートPCに望むものを備えた、
理想のノートPCと言えます。

上に挙げた特徴は通常、相反する特徴に見えます。

薄く、軽いのに、高性能でバッテリーが持つなんて、
これまでのノートPCではあり得ないことです。

ちょっと前にネットブックという、ノートPCが爆発的にはやったことがありましたよね。

中には100円で販売されるものもあり、100円PCなどと呼ばれていました。
(実質は携帯電話のように、月々の通信料で元を取るというスタイルでしたが。。)

ネットブックは外出先でネットに接続し、
メールやインターネット閲覧を行うことを目的としていました。

小型のノートPCで携帯性に優れていましたが、値段を抑えるため
低価格のチップ(CPU)を利用し、機能的に弱いために、
パワーポイントでの資料作成等には処理能力が足りずに、
非常にストレスを感じてしまうPCでした。

メールやインターネット閲覧には処理能力の高い(値段も高い)
CPU等は必要なかったですし、そもそもネットブックにはパワーポイント等の
ソフトが入っていないものがほどんどだったのではないでしょうか。

PC販売台数のうち、数割を占めると言われるほど普及したネットブックでしたが、
ipadに代表されるタブレットPCやスマートフォンの普及によって、
今では店頭からもほとんど見られないほどになりました。

ネットブックの役割はタブレットPCやスマートフォンに取って代わられたのです。

また、ノートPCの性能向上により、より軽く高性能のノートPCが出てきました。
ネットブックの弱点を克服しつつ、資料作成も難なくこなす万能なノートPCです。
 
 
 
 
 
それがultrabookです。
 
 
 
 
ultrabookの先駆けはやはりApple(アップル)社の
MacBookAir(マックブックエアー、MBA)ではないでしょうか。
 
MacBookAir.jpg 

本来ultrabookとは、コンピュータの頭脳であるCPUを
製造しているIntel社の提唱する、薄くて高性能のノートPCの
一分野を指す言葉(Intel社にて商標登録もされています)であるため、
MacBookAirは厳密にはultrabookとは言えないと思います。
 
しかし、あの驚くほどの薄さでユーザに衝撃を与えた
MacBookAirが、今振り返ってもultrabookの発端だったと感じます。
 
 



Intel社のサイトにultrabookについて書かれたページがあったので、紹介します。

<Ultrabooks Uncovered>

上記サイトで箇条書きになっている、ultrabookの核となる考え方
に関する説明の概要の要約を以下にご案内します。

薄く/軽いデザイン
21ミリ(もしくはそれよりもさらに)以下の薄さ

超高速起動
ほとんど一瞬で起動し、すぐに使い始められる

長時間のバッテリー駆動
5時間以上のバッテリー駆動を実現

・セキュリティの強化
盗難やID保護への対応強化
 
 
 

また、ウィキペディアの英語サイトでultrabookのページを見ると、
より詳細な以下の情報がありました。

<Wikipedia ~ultrabook~ >  

薄い - 20mm以下の薄さ
 
軽い - 1.4kg以下
     ※筆者注:経験上、1.4kgを超えると鞄がズッシリきます
 
長時間バッテリー - 5~8時間
 
・主な価格帯 - 約1000$以下
 
ディスクドライブなし
     ※筆者注:CDやDVDの読み書きには外付ドライブが別途必要
 
・ハードディスクとしてSSDを採用(必須ではない)
     ※筆者注:データの読み書きが高速。軽量で薄く、ほぼ無音
 
・Intel社のSandy Bridge モバイルプロセッサを採用(具体的には以下)
  Core i5-2467M (1.6 GHz)
Core i5-2557M (1.7 GHz)
Core i7-2637M (1.7 GHz)
Core i7-2677M (1.8 GHz)
 
・Intel社のグラフィックスシステム(HD3000)を採用
※筆者注:画面描写能力が大幅に向上し、3Dゲーム等も楽しめる

<詳細情報:グラフィックス性能について>


  
<まとめ>
ultrabookとは、薄く、軽く、処理能力も通常のPCと同等で、
長時間のバッテリー駆動が可能な上、10万円前後の
手頃な価格で購入できるノートPCである。
 
 


東芝ダイレクト

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