ultrabookの利点と欠点 [ultrabookメリット・デメリット]

AcerAspireS3_Ultrabook.jpg 
 
 
前回の記事ではultrabookがどんな人に向いているか、
どんな人にとって役に立つのかをご案内しました。

今回はultrabookの利点と欠点を紹介したいと思います。

ultrabookは超薄型で起動や処理速度も速く、
非常に使い勝手がいいですが、人によっては不便と感じるところもあります。

また、ここだけは譲れないといったこだわりをお持ちの方もいらっしゃると思います。
 
前回の記事では主に利点を紹介したため、若干重複もありますすが、
今回は欠点・弱点も含めてお伝えします。

ultrabookの利点
 
● 軽い
 毎日持ち歩いていますが、以前のPCと比べ、随分軽く感じます。
 
 以前はしばらく鞄を持つと、鞄を持つ手の指の関節が固まって、
 指が開けない状態(分かります?)になることが多かったです。

 また、鞄の取っ手の圧力がかかる、中指や薬指の第2関節あたりの皮が厚くなっていました
 (鞄の取っ手が堅い素材であることも原因だと思いますが)

● 薄い
 この薄さには初めて目にし妻がびっくりしていました。
 鞄の中でも存在感がホント薄くて(本より薄い・・・)、助かってます。

● 起動/終了が速い 
 僕がultrabookを使ってみて一番驚いたのはこの起動の速さです。
 
 これを妻に見せたら嫉妬されるだろうな。家に置いていけと言われそう。 
 我が家のPCは起動が遅くて・・・。電源ボタン押してから、余裕でトイレに行けます。。
 
 ultrabookでは、起動ボタンを押してからトイレに行っていたら、 
 トイレから戻ってきたときには既にスリープ状態になってしまっているかもしれません。
 
 
● 処理能力が高い
 画像編集やプレゼン資料作成と行った負荷のかかる作業も問題なく行えます。 
 
 まだまだ負荷のかかる処理をすることも少ないのが実情ですが、
 資料の作成やネットの閲覧など、デスクトップPCと変わらず、
 全くストレスなしでできています。
 
 
必要十分なバッテリー容量
 バッテリー駆動で5~8時間利用できます。
 
 例えばこれを書いている今現在ecoモードで利用していますが、
 残り62%(4時間33分)と表示されています。 

 
 
 ----------------------------------------------------------------------------
 ultrabook.jpg
 
 
 

ultrabookの欠点・弱点
 
● ディスクドライブがない
 これがultrabookを検討する上で最大の悩みどころになる方もいると思います。
 
 確かに移動の際などにDVDを見たり、CDからソフトをインストールしたりといった用途で
 ディスクドライブを使う機会はまだまだあります
  
 
 また、写真や音楽データをDVD-RやCD-Rに焼くといった場合にもドライブは必要です。

 
 僕の考えではやはりultrabookは持ち出して使う際に最大の能力を発揮すると思うので、
 ultrabookは外出用のPCとして利用し、CD等はメインのPCで読み取ってから、
 DropboxやUSBメモリ等で移すことにしてます。
 
 
  また、 Dropbox やEvernote等のデータ共有アプリを利用して、
  ネットに繋げばデータを閲覧できるような環境を利用するのも一つの手です。
 
 もちろん外付けのディスクドライブを利用する手もあります。 
 

●  SSD(ハードディスク)の容量が小さい
 現状のultrabookを見ると、SSDの容量が128GBというモデルが大勢を占めています。
  (256GBを選択できるものもありますが、結構値段がUPします・・・。SSDはまだ値が張りますね。) 
 
 従来のHDDのモデルであれば500GBくらいの容量は最近では普通ですよね。
  
 
 128GBということはOS(ウィンドウズ)や初期インストールのソフト等が入れば、
 ユーザが利用可能な容量はさらに少なくなってしまいます。
 
 
 Toshiba Dynabook R631はユーザが利用できる容量は購入時で70GB少しでした。
 
 
 もちろん日本メーカーのご多分に漏れず、不要なソフトがたくさんインストールされているため、
 それらを削除することで空きを拡げられます。
 
 
 そして別途外付けのHD(ハードディスク)やメインの別PCを併用することで、
 不要不急の写真データ等はそちらに移しておき、
 ultrabookには日常的に必要なデータだけ置いておくという運用がおすすめです。 
 
 
 
キーボードのキーストロークが浅い
 キーストロークとはキーを押していない状態から 一番深く押した際の、キー高さの差のことです。
 
 つまり、キーストロークが浅いとは、キーを押した際に、
 キーが一番下に行き着くまでの距離が短いことを言います。 
 
 ultrabookでは、極限の薄さ実現のため、キーの出っ張りまでも浅くする必要があったということですね。
 
 
 キーストロークは、デスクトップパソコン用のキーボードでは4mm程度、
 ノートパソコンのキーボードでは2mm~3mm程度のものが多いようです。 
 
 
  これに対し、ultrabookのキーボードではキーストロークが1mm程度のものもあります。
 
 つまり、キーを押しても、あまり押した気がしない、これまでのキーボードとは
 タイプ時の深さが異なるため違和感を覚えると言うことです。 
 
 
 これは僕は慣れだと思いますが(実際すぐに慣れました)、文章をたくさん書く方や
 タイピングにこだわりのある方は、一度家電量販店等で実際に触って確認した方がいいと思います
  
 
 確かにキーストロークは浅いですが、タイプ音が非常に静かですし、
 押したつもりが実際には押せていなかったといったこともなく、普通に使えています
 
 
 
● ポートが少ない 
  ultrabookはその薄さを追求するため、USBポートの数が通常のノートPCよりも少なかったり、
 例えばLANポートがそもそも付属していないといった機種も存在します。
 
 
 もちろん別途外付けのアダプタを購入すれば、USBポートをLANポートに変換して利用できますが、
 余計な費用がかかりますし、ただでさえ少ないUSBポートを一個使ってしまいます。 
AsusのZENBOOKなどのように、付属品としてアダプタが付いてくるものもあります) 
IMAG0531.jpg 
            Asus Zenbook 付属品一覧
 
 通常のノートPCであれば、USBポートは4つくらいですかね。
 
 
 マウスに1つ、外付けHDDに1つ、プリンタに1つ、カメラを接続するときに1つ、といったように、
 ポートが多いほど、繋ぎっ放しにできるため、同時に複数の作業ができて快適です。
 
 
 また、LANポートがあれば、有線LAN接続できるため、
 家庭やオフィスでは無線LANよりも高速で安定した通信が可能です。
  
  
  さらにVGAポート(PCをプロジェクタに繋ぐ際のポートですね)がないultrabookが多いので、
  プロジェクタにPCを繋いでプレゼンを行う機会の多い方には不便ですね。 
VGA.jpg 
          VGAポート
 
 
● カスタマイズ性に欠ける
  ultrabookは極限の薄さを実現するため、裏蓋をユーザが開けることができない設計になっています。 
 
 
  そのため、メモリ増設やSSD(ハードディスク)の換装(より大容量、高スピードのものと取り替えること)といった、
 ユーザによる機能拡張が制限されてしまいます。
 
  
 通常のノートPCはメモリやハードディスク部分をユーザ自身が取り外すことができるようになっており、
 別途購入したメモリを増設したりすることで、利便性をアップさせることができます。 
 
 
● 堅牢性に不安
 
 ultrabookはその薄さ故に、強度が不安という方は多いのではないでしょうか。
 
 
 特にLenovo(旧IBM)のThinkpadやPanasonicのLet's note 等を
 長年使ってきたベテランユーザの方にそういった不安は多く見られるようです。  
 
 
 上記2機種はノートPCの中でもトップクラスの強度を持つ機種であるため、
 それらと比べれば、堅牢性に関してultrabookの分は悪いでしょう。
 
  
 しかし、ultrabookも強度を意識して、構造や素材に最新の技術を盛り込んでいるようですし、
 強度テストにも厳しい基準を設けているようですので、よほど負荷のかかる利用条件でない限り
 問題はないと思っています。 
 
 
 
● 長時間バッテリーモデルがない
 ここは現状ではどうしようもない部分でしょうね。今後の技術革新に期待しています。
 
 
 (これはノートPCのみならず、スマートフォンやデジタルカメラ、電気自動車など、
  全ての分野に関して言えます) 
 
 
 家電量販店でいろいろなPCを見ましたが、ultrabookを見ている際にも、
 販売員の方々に、長時間のバッテリーをお求めであれば
  Let'snote が断トツですと2,3度言われました。(別々の方に)
 
 
 ultrabookは背面が完全に密封されており、バッテリーの取り出しすらできない構造であるため、
 バッテリーが切れそうになったら,予備バッテリーと取り替えるという手も使えません。 
 
 
  私は主に出社前の朝と、退社後の夜に喫茶店等で作業をするためにultrabookを活用しています。
 
  一日の利用時間は長くても5時間ほどです。そのため現状ではバッテリーの持ちも十分です。
 (作業内容としてはブログなどの文書作成やネットの閲覧といった程度です) 
 
 
  休日に5時間を超えるような作業をすることもありますが、これまでバッテリーがなくなった経験は
 24時間営業のファミレスで夜中まで作業を続けていた1度だけですね。
 

 
 
いかがでしょうか。
 
 
今回はultrabookの弱点・欠点・デメリットに力を入れて書きました
 
今後ultrabookを利用していくなかで、新たなメリットやデメリットに気づいた際は
適宜内容を追加していくつもりです。 
 
次回はultrabookには実際にどんな機種があるのかを紹介する予定です。
 
紹介する側としては、ちょっと重たい内容なのですが、いろいろと調べながら、
皆様のお役に立てる内容にしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 
 

↓↓私が使っているultrabook ToshibaR631はこちら。おすすめです!↓↓

東芝ダイレクト
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

名無し

堅牢性に関しては、ウルトラブックの構造上、
蜘蛛の巣のように金属が張り巡らされていますので、
特に問題は無いと思います。
場合によっては、通常のノートPCよりも強固な場合があるので、
さほど差は無いでしょう。
by 名無し (2013-06-30 16:36) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。